トレーニング研究室! まだまだ未熟ですが、トレーニング博士になりたいと日々勉強しております。 ダイエットが続かない!辛いダイエットが嫌だ!筋力が伸び悩んでいる。筋肉が大きくならない。などのトレーニングで伸び悩んでいる人へ! このブログが、そんな方々の突破口になれば幸いです。

トレーニング研究室【とれけん】

腸内細菌!腸活!進化論!皆さんのトレーニングにエッセンスを

その功績って…あなたのですか(獲得免疫)

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今日は、獲得免疫の話です。

 

獲得免疫を話す上で

よく引き合いになるのは

 

人類が、初めて感染症に完全勝利した

天然痘の有名な話!

天然痘患者の画像はグロいと思われる方もいらっしゃると思うので割愛しました。

 

健康な人の体に病原体を入れることによって

重症な病気から守ると言う考え方は

紀元前200年頃の中国に遡ることができ

その技術をさらに一歩進めて

天然痘を撲滅するために

1796年の英国のジェンナー氏が

現在のワクチンの基礎を作ったのは

免疫界では、有名な話

これが獲得免疫な訳です

 

その方法が…まさにカオスなんですが

 

天然痘の近縁で比較的に害の少ない

牛痘の感染者が

牛痘の症状が治ってから

天然痘のウイルスに暴露させると

天然痘にかからないんじゃない?

みたいな考えで人体実験してるわけです

 

 

このジェンナー氏の発想がなかったら

天然痘に解消してなかったわけですが

 

この実験の被験者になったのが

 

近くの農夫の息子…なんです!

 

『自分でやったんじゃないんかい』っと

ツッコミを入れたくなるエピソードなんですが

話の流れを妄想しますと

 

ジェンナー:

天然痘の実験をしたいんだが、息子さんの発症してる牛痘が治ったら、天然痘ウイルスに晒していいかい。天然痘になっちゃうかもしれないけどww』

 

農夫:

『ええよ!w』

 

息子:

『いやいや…なんでやねん』

 

当時で、致死率20〜50%

人に対して非常に強い感染力を持っていた天然痘

息子さんの心中お察しします…

 

 

結果的に農夫の息子は

天然痘にかかることなく

健康に過ごしたわけですが…

 

これが人類史上初めて感染病(天然痘)を撲滅した

エピソードなんです。

その昔

虐待なんて言葉は存在さなかったんですかね…

 

ってかこれってジェンナー氏の功績?

いや…まぁ〜100歩譲って

功績だということにしたとして

少年がもっと讃えられても良いのでは?

と感じてやまないわけです…はい!

 

話を獲得免疫を簡単にしますと

この獲得免疫は

ウイルスが細胞分裂する時に

自分の分身を完全コピーするから

免疫の記憶細胞が機能を発揮するんです

 

要するに

一度体内で戦っていると

『こいつの弱点覚えてるぞ』

みたいに免疫細胞がなって、体内で増殖する前に

フルボッコできるんです

野村監督のIT野球みたいなもんですね

 

ただインフルエンザなんかは

細胞分裂する際

バクが生じて

完コピしないんですね…

だから…

毎年体内の免疫細胞がインフルエンザに対して

『お前…誰だ?』

ってなって一から抗体を

作らなきゃいけなくなるので

毎年インフルエンザにかかる人がいるわけです

だから毎年今年の型のワクチン接種が

必要になってくるんです

 

ってことは…

インフルエンザウイルスが

細胞分裂を完コピするウイルスだったら

一度かかると一生かからない病気だったわけです

 

水疱瘡おたふく風邪なんかは、完コピするんで

一度発症すると二回目はかからない訳です

『なるほどですね』と言った感じですね

 

じゃ新型コロナってどうなのか?

ってところが一番きになるところなんですが

二回かかった人が、いるなんて話があるので

細胞分裂の際にバグを起こすやつなのかな

という推測ができる訳ですが

まだ、研究段階なのでなんとも言えないのが

正直な話です

 

頼むから完コピしてくれよと

心から願うゴールデンウィークの午後でした。

皆さんもお体ご自愛ください。