スクワットポイント②
②ハイバースクワットとローバースクワット、それぞれの特性
ハイバースクワット
僧帽筋上部にバーベルを担ぎ、上半身の直立で行う。
特徴:スクワットを行う際、フォームに苦しさがなく、安定性が高い。肩甲骨の柔軟性に欠ける人は、ハイバースクワットにせざる終えない。
大腿四頭筋を主に使う
ハイバースクワットだと、股関節(支点)とバーベル(作用点)の距離が遠くなるので、直立になる。
ローバースクワット
肩甲骨を寄せて肩峰のラインにバーベルを担ぐ、バーベルを落とさないようにするために上半身を少し身体を傾けて行う。
特徴:肩甲骨を寄せる、胸郭を開くという状態になる。肺に対して重量がかかる為、苦しさが出る。
胸郭、肩甲骨の柔軟性に欠ける人は、バーベルを担がない。
ハムストリング、大臀部を主に使う
ローバースクワットだと、股関節(支点)とバーベル(作用点)が近くなる
腰痛が強い人は、必然的にローバーになる。
ローバースクワットは、バーベルの延長上に股関節、膝関節、足関節等の重りを支える物が何もないのでフォームが悪いと腰部を痛めやすい。
胸郭を広げ、肩甲骨を寄せるため、背面緊張(脊椎を守る筋肉なのでほぼ抜けない)を出しやすく、腹圧が抜けやすい。※この場合、頸反射を使い上を向くとさらに背面緊張型高まらため、より腹圧が抜けやすくなる。
膝が痛めやすい人は、ローバーにする事で、足の出力(ヒップドライブ)を使いやすくなる。