重金と腸内細菌!
環境汚染物質の毒性に対する腸内細菌叢の役割は
ますます注目を集めて
本日は、メチル水銀とセレンについてです
マウス実験で
メチル水銀中毒ラットを1日おきにセレンを摂取させ
90日間治療した
結果ですが
セレンを摂取したマウスは
腸内細菌叢の量は部分的に回復し
メチル水銀の分解と排泄が促進された
この結果から研究者曰く
腸内細菌叢の調節が
おそらくヒトの健康状態を促進する1つの方法で
ある可能性があることを示唆しています。
セレンは、メチル水銀の毒性に拮抗する上で
重要な役割を果たします。
ただ
まだ完全には理解されていません
とのことです。
参考文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31585392/
セレンは取りすぎても危険
セレンの1日あたり上限摂取量は350-450µgで、
900µg以上摂取すると中毒を起こす可能性が
あるため摂取量には注意が必要
日本人が足りなくなることは
ほとんどないとされています
ちなみにセレン中毒の主な症状
脱毛
爪の異常
皮膚炎
末梢神経障害
悪心
下痢
倦怠感
易刺激性
呼気のニンニク臭などがある
セレンを含む食品
納豆
全卵
レバー
豚肉
鶏肉
鰹節
ブラジリアンナッツ
などなど
食生活が偏っている方は
気をつけてみてください!
では!