短鎖脂肪酸の酢酸が筋肉を増やす研究
腸内細菌が作る短鎖脂肪酸の
酢酸が筋肉を増やすという研究が出てましたので
記事にします!
これは2020年の論文【1】で
マウス実験です
腸内細菌の代謝物である
短鎖脂肪酸の酢酸が
Gタンパク質共役型受容体である
GPR43を活性化させ
脂肪の蓄積を抑制し
体内のエネルギー恒常性を維持し
細胞内にカルシウム流入を誘導して
細胞内カルシウムによって活性化した
カルシニューリンによって
骨格筋繊維の増加を促したって内容です!
要するに
腸内細菌が
酢酸を作ることによって
筋肉を増やす歯車が体内で回り始めるって
って内容です!
この論文からの学び
面白いのが
GPR43は脂肪組織に豊富に存在してること
脂肪を削りすぎても筋肉の肥大が進まない
と言われるのもここからなんですかね!
ただ過去に出た論文【2】にもあるように
筋肉内の脂肪は
インスリン感受性を低下させ
筋肉の発達を阻害することがわかっています
今回の論文【1】の結果にあるように
脂肪の蓄積をこの酢酸が抑えてくれることによって
インスリン感受性も低下せず
筋肉の肥大が促される
メカニズムを見ても納得
多すぎても少なすぎても
筋肉の肥大が進まないわけですね
個人的になんか色々繋がった論文でした
私の増量期は、腹筋が消えない程度に
心掛けております!
酢酸を作る方法は
又次回書きます!
ではまた