ルミノコッカス属(Ruminococcaceae)
ルミノコッカス属の特徴
Ruminococcaceae
一般的に嫌気性細菌で、酸素を嫌います
酸素があっては、死んでしまいますので
主に大腸で活躍する菌です
エンテロタイプを決めるうちの一つ
エンテロタイプには、
バクテロイデス型のエンテロタイプⅠ
プレボテラ型のエンテロタイプⅡ
ルミノコッカス型のエンテロタイプⅢ
があります。
ルミノコッカス型のエンテロタイプの人は
冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、脂質異常などの
リスクが高くなります
注意点は?
過体重の人が難消化性食物繊維をたくさん摂ると
ルミノコッカス属の菌が増えてしまった
と言う研究もあります
なので、過体重の人が
食物繊維を摂り体重増加につながれば
ルミノコッカス型のエンテロタイプの
可能性があります
ボディビル的注意点は
①冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、脂質異常の
リスクが高まるということは
血管に異常が出るということです
エネルギーを筋肉細胞に運ぶ道は
血管、毛細血管ですから
ルミノコッカス型のエンテロタイプの人は
血管の病気になってしまうと
筋細胞にエネルギーをうまく運べないことが
著者は示唆しています
ボディビルダー出なくても
血管に影響が出ますので
上の写真のような静脈瘤が出る可能性は
大いにあります
特に足です
②前に
で書いたエストロゲン上昇の原因の菌の一つ
ルミノコッカス科以外にも
クロストリジウム科・エスケリキア属の
増殖はエストロゲンの上昇に繋がります
乳癌と相関があると言われています(研究多数あり)