腸内細菌の種類
腸内細菌の種類について
腸内細菌は三種類に分けられています。
①善玉菌
②悪玉菌
③日和見菌
の三種類です。もっとも多いのは日和見菌で、悪玉菌と善玉菌の優劣によってどちらに加勢するか決まります。
悪玉菌が多ければ、悪玉菌の見方。
善玉菌が多ければ、善玉菌の見方というわけです。
ちなみにもっとも健康的な腸内環境の比率は、
善玉菌:悪玉菌:日和見菌
2 : 1 : 7
超絶悪者としてイメージがついてしまった大腸菌は、実は日和見菌なんです。
一部の大腸菌が、病原性なだけで一般的に我々の腸内にいる大腸菌は、死に至るような菌ではありません。
細菌の種類について
細菌は、酸素が好きか嫌いかで分類できる!
こうきせいきん
好気性菌…酸素が好きな菌
好気性菌の中でも二つの分類に分けられます。
①微好気性菌
酸素濃度が3〜15%程度の環境下で生育します
②偏性好気性菌
生きていくために酸素が必要な菌です
けんきせいきん
嫌気性菌…酸素が嫌いな菌
嫌気性菌の中でも二つの分類に分けられます。
①通性嫌気性菌
酸素があっても生育できる菌です
②偏性嫌気性菌
酸素があると生育できない菌です
それぞれの菌が活躍する場所
小腸には酸素があり、大腸には酸素がありません。
なので、酸素が好きな好気性菌は主に小腸で活躍します。
大腸には、酸素がないので嫌気性菌は大腸で活躍します。
よく聞く菌の特徴
よく皆さんが知っている乳酸菌とビフィズス菌の違いです。
乳酸菌は、好気性菌(酸素が好きな菌)
ビフィズス菌は、嫌気性菌(酸素が嫌いな菌)
つまり、乳酸菌は小腸に効き、ビフィズス菌は大腸に効くわけです。
もっともっとわかりやすく言うと…
風邪、インフルエンザなどの対策をしたいときは、小腸が我々の免疫のおよそ7割の免疫機能がありますので、乳酸菌を摂るといい!
便秘や下痢などのお通じを改善したいときは、便の水分調整を行なっている大腸に効く、ビフィズス菌を摂るといい!
こんな感じで覚えておくといいです。
体にいい菌、悪い菌紹介
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