カロテノイド
カロテノイドについて
カロテノイドは、ポリフェノールと同様、ファイトケミカルの一種です。黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群で、トマトやニンジン、フラミンゴやザリガニの示す色はカロテノイド色素による着色です。
抗酸化作用があり、がんの予防があります!
前にも記事に書いた通り、過酸化水素を無毒化できます。↓
ファイトケミカルについて - トレーニング研究室【とれけん】
これまた、ポリフェノール同様たくさんあるので主なカロテノイドをまとめます…なんせ600種類とか750種類以上とか言われてますんで代表的なやつです。
主なカロテノイドの種類
①α−カロテン
主に含まれる食品
- にんじん
- あま海苔
- かぼちゃ
- バナナ など
ひとことメモ
生の海苔は、バクテロイデス・プレビウス菌がいないと代謝されないことが分かっています。
日本人特有の菌のようで、欧米諸国の人々はこの菌を保有していないため、生の海苔を食べても栄養を摂取することができません。
ちなみに焼きのりにすれば、栄養の摂取については解決します。
②β−カロテン
主に含まれる食品
- にんじん
- かぼちゃ
- ほうれん草
- シソの葉 など
ひとことメモ
β−カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。
β−カロテンが不足すると
ドライアイや暗いところでの視力低下、免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり、口内炎を起こしたりします。
髪の脱毛などにも関係あるとされています。
③リコペン・リコピン
主に含まれる食品
- トマト
- スイカ
- マンゴー
- ピンクグレープフルーツ
- 柿 など
ひとことメモ
トマトなどの赤い色の元はリコピンといわれる色素です。これは、カロテンの一種ではあるのですが、β-カロテンとは違い、ビタミンAには変化しません。
ただリコピンの抗酸化作用は、β-カロテンやビタミンEの何倍もの効果があるそうです。
ただトマトには、サポニンも含まれますので、食べ過ぎには注意してください。
④ルテイン
主に含まれる食品
- パセリ
- ブロッコリー
- ケール
- ほうれん草
- アボガド など
ひとことメモ
ルテインは、目の網膜や黄斑部に存在し、目の中にできた活性酸素を除去する働きをしています。どちらかというと黄斑部の周辺。
⑤ゼアキサンチン
主に含まれる食品
- 生のほうれん草
- くこのみ
- とうもろこし
- パプリカ など
ひとことメモ
ゼアキサンチンもルテイン同様、目の網膜や黄斑部に存在しています。どちらかというと黄斑部の中央。
スマホなどのブルーライトは、網膜を障害することが報告されていますが、黄斑部で黄色い色素の役割を果たし、反対色であるブルーの短波長を吸収遮断する役目を果たすようです。
⑥カプサンチン
主に含まれる食品
- 赤ピーマン
- 赤唐辛子 など
ひとことメモ
カプサンチンとカプサイシンは名前が似ていますが、カプサイシンは唐辛子の辛み成分でカプサンチンとは別のものです。紛らわしいですね。
カプサンチンには善玉(HDL)コレステロールを上昇させ、それによって動脈硬化を予防する働きがあります。
⑦β−クリプトキサンチン
主に含まれる食品
ひとことメモ
このβ−クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は、骨粗しょう症の発症率が有意に低いことが判明しているそうです。
⑧カプサイシン
主に含まれる食品
- 唐辛子
- ししとう など
ひとことメモ
カプサイシンには、殺菌・胃の健康効果があります。
胃や腸の粘膜を刺激し、消化酵素を分泌して、食べ物の消化や吸収をすすめます。
食べると中枢神経を介して交感神経を刺激します。
この刺激によって「アドレナリン」というホルモンが分泌され、結果として、エネルギー代謝(体内での熱産生)が活発となり、「発汗」が引き起こすと言われています。
まとめ
代表的なカロテノイドを書きましたが、これが何百種類もあると思うと、覚える気になりませんが、要するに食卓に色とりどりの旬の食べ物を揃えればいいのかなくらい覚えておくといいかもですね。
ただ気になるのは、カプサイシンの殺菌作用が腸内細菌に影響しないかってところですね!
大量に取らなければ、ほぼ胃と小腸で吸収されるようなので、殺菌作用が大腸まで影響ないかもと思いつつ、お腹のカビやSIBOに効果があるかもしれないからちょっと本や文献漁ってみようかなと思う次第でした。
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